本堂等御修復工事

本堂屋根「こけら形銅板」の裏書を募る

 工程表では、今年11月ごろから基礎工事や建て起こし工事を本格化させ、構造補強工事に着手する。また今回工事中、最も大きな現状変更工事である屋根工事がこの夏から開始されることになった。
 屋根は、板下地に約5万枚に及ぶといわれる銅板を葺くための製造加工が行なわれる。善徳寺では、この程院議会で、虫干し法会から約一ヵ年に亘って、本山大改修の屋根瓦寄進の例に習って広く文化財護持と聞法道場の弥栄を皆様と共に末永く後世に伝えるため記念の裏書を募集することにしました。
 この記念の銅板は、本堂正面の屋根中央に予定し、1万枚を対象にしています。皆様ふるってご応募下さいますようお願いいたします。詳しくは、別院にお運びいただき直接揮毫又は依頼を頂くことにしています。要領は、下記の通り。

  1. 応募期間 平成25年7月22日から同26年8月末までを予定しています。
  2. 揮毫する銅板のサイズ 長さ364ミリ 幅153ミリ。
  3. 揮毫は、縦横自由で、毛筆墨書。代筆多数の場合は、時間が掛かることもあります。
  4. 応募金額は一枠5千円。
  5. 詳しくは、お参りの節お立ち寄り下さいますようお待ちしております。

 お問い合わせは、電話(0763)62-0026まで。

こけら形銅版のイメージ
東側園図(正面) 梁間断面図

獅子口(棟飾)解体前の様子

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板金が剥落して木部が露出し、著しく
風化していた。

柱頭の破損

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瓦屋根の重さと構造的不備が相まって、
柱頭が折れてしまった。

柱足元の破損

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床組の仕口が集中する高さに、瓦屋根
の荷重がかかって折れてしまった。

妻飾の様子

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片蓋形式の彫刻・組物が著しく
風化している。

破風板の様子

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箱型で形成する破風板が特徴的。
建物の変遷を窺える。

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